今年の日本翻訳大賞受賞した楊双子「台湾漫遊鉄道のふたり」が全米図書賞翻訳文学部門賞受賞!!!
おめでとうございます!!!
太台本屋tai-tai booksさんによる楊双子さんの素晴らしい受賞時のスピーチ翻訳↓
【なぜ、百年前のことを小説に書くのか、と訊かれることがありますが、その度に私は、過去について書くことは、未来へ向かうことだと答えます。百年前、ある台湾人が『台湾は我ら台湾人の台湾である』と言いましたが、百年経った今日の台湾人も同じ言葉を言い続けています。百年前のその言葉は日本人に向けられたものでしたが、百年後の私たちがこの言葉を言う相手は中国人です。この百年間、台湾は常に、侵略力を持つ強大な国家がすぐ隣にあるという状況と正対してきました。それと同時に、台湾内部でも、国家のアイデンティティやエスニックグループのアイデンティティの違いに向き合ってきました。百年前、自分のことを日本人だと思っていた人々がいたように、現在、一部の人は自分は中国人だと認識しています。私が本を書くのは、台湾人とはいったい何(なに)人なのか、という問いに答えるためです。そして台湾の過去を書き続けることで、より良い未来を迎えたいのです】
@Akira_YONAGA あ、でもあと二時間弱くらいは半分ポイント還元セールやってるみたいですね。
とても良い作品なので、もし興味があればぜひ買って積読にしておいてください!