キャサリン・M・ヴァレンテ「デシベル・ジョーンズの銀河」読了(ネタバレ気味のとっちらかった感想)
【人類に本物の知覚力があるかどうか?】問う宇宙版ユーロビジョン・ソング・コンテストで最下位免れなければ人類滅亡。使節の口吻付いたビッグバードもどきのエイリアンとバンド仲間の相棒(+飼い猫カポ)と共に宇宙に飛び立ち刹那に燦然と輝き今は落ちぶれ見る影もないロックスターがごたごたいがみ合い乗り越え地球救うイマジネーションと遊び心に満ち溢れすぎな音楽SF。
ときに冗長すぎる過剰な饒舌で修飾された次々放たれる文体に奇矯なエイリアンたちの造詣は想像力目いっぱい試されるけど慣れればラファティ的な荒唐無稽さハマってきて面白くなる。
猫は酷い目に遭わないけど、
自由気ままに振る舞い、どんな状況も歯牙にもかけず人類滅亡の危機に一瞬陥らせるというフリーダム感…。
結末の一つはうっすら予想は付いてたけどもう一つは大ピンチからの斜め上方向からのまさかの逆転劇に思わず目が点…。
直近で延々と説明されてことはこの為の伏線だったのかと良い意味での脱力感…。
名称以外よく知らないけどこれがオメガバース…?
主人公の名前の元になったボウイの名冠した二作目の「Space Oddity」も読みたい!
キャサリン・M・ヴァレンテ「デシベル・ジョーンズの銀河」読了(ネタバレ気味のとっちらかった感想)
×ボウイの名冠した
〇ボウイの曲冠した
すみません、また間違えました…。