最強の軍師原作小説読んだ!(ネタバレ/ちょっと利土井好きの自我ある)
小説の方読んで、パンフで書かれてた改変の意図に改めてなるほどと思ったり、感想ですごくお見かけした「忍たまのアニメ映画としての改変の上手さ」を理解した……感嘆……
1年は組のみんなが活躍する+それによって増えたギャグパートで「いつもの忍たま」らしさを出したり、利吉くんと雑渡さんの戦いのシーンはじめ映像映えする緊張感あるシーンが増えたり、そしてらんきりしんが土井先生にキーワード攻撃する流れからの「一緒に帰ろう」の1本の映画としての盛り上がりづくりの上手さ…!(序盤での布石の置き方やちょいちょい挟まれるきり丸の回想、きり丸視点の描写の入れ方や塩梅も素晴らしい…)(忍たま初心者でも序盤で必要な説明がさりげなく入ってるのでスムーズに理解できる構成も助かる)
映像作品としての&忍たまとしての再構成の上手さもあるし、キャラクター描写の再解釈による改変もすごく良い形だったな… 土井先生の落下→頭を打つ流れの理由(土井先生の強者ぶりの描写と優しさの両立!!)、天鬼としての性格、利吉くんの行動…
原作では「虚偽報告で土井先生を守る」という裏でのサポートに留まったけど、利吉くんの幼少期と土井先生との関係性を考えればより積極的に関わる形の改変もわかる…
最強の軍師原作小説読んだ!(ネタバレ/ちょっと利土井好きの自我ある)
「利吉は天鬼の正体を知ってそんなに冷静でいられるはずがない」は原作からなんだ…!!!って思ったけど(映画ではモノローグではなく台詞になってたという変更はあるけど)、雑渡さんとの戦い→ボロボロになっても追ってきて雑渡さんを止めようとする、の流れも映画オリジナルなんだ………
「お兄ちゃん」は映画オリジナルって知ってたけど、原作では山田先生との会話のシーンまでだったんだ登場シーン…………
原作の利吉くんはプロ忍として、自分の仕事の都合とかもあるだろうし、ギリギリ今できるラインで立ち回った(それでもプロである利吉くんが虚偽報告という相当危ない橋を渡る時点でかなりのことだが)って感じだけど、映画だと利吉くんの個人的な感情がより強く出てる印象わ受けるな いてもたってもいられなかった、って感じ…
いてもたってもいられなかったから、最後に安堵して自分の立場とか外面とか全部すっとばして個人の山田利吉としての気持ちが溢れて「お兄ちゃん」呼びが出たんだな……という気持ちになった