とりあえず、夜中にイタドリとわらびのアク抜きをしているよ。
これは「丁寧な暮らし」でしょうかね。
もう分からなくなりましたね。
町暮らしから山暮らしになってみて感じるのは、あのとき欲していたのは「丁寧な暮らし」という都市で手に入れようとすると高額になるハイクラスの人にちの消費財で、もっと言うと、そのようなさらにその消費財を提供する側に回った、「母でありながらクリエイティブでお洒落」な女性達への憧れだったな、ということ。
自分の生活に手間を掛けるということが、とても難しく、贅沢だった。
梅干し作るより買うほうが安いんだし。その時間働いたほうが断然効率が良いのだし。だからステビア入ってる梅干し安く買ってガンガン働く友達が、みなとみらいにマンション買うのだし。
美味しいものが食べたいけど、わたしは貧乏だし暇なしだし。
今していることは、ここで暮らすのには効率が良い。多くのお金が稼げない分を手間でまかなっている。
自分の生活に手間をかけることが、贅沢ではなくなった。
梅干し買うより、作るほうが安くなったのだ。
なんかまだ表現しきれない感じするんだけど、とりあえずこれは、移住前に思っていた「丁寧な暮らし」とは違うよな。