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8月31日㈭までのサマーアフタヌーンティー期間中、限定でオリジナルブレンドのアイスティーが提供されるというので久しぶりにニューグランドへ。ロビーのラ・テラス。
実は「建物好き」として通い始めたのがきっかけですが、地元住民の贔屓目もありつつやっぱりここ好きです。

おかわり自由、日本紅茶協会の「おいしい店」認定店にも名を連ねていておすすめ。
もちろん、リストに載っていなくたっておいしいお店も沢山あると思いますけど、迷った時に選択の参考として……
tea-a.gr.jp/shop/

さて、どうせならスタンダード&フレーバーを制覇しよう、ということで
・ダージリン
・アッサム
・ディンブラ
・ウバ
・アップルクイーン
・アールグレイ
・オリジナルブレンド
……をどんどんおかわりしていきました!!
〈強欲〉とはまさにこのこと

これまできちんとウバ紅茶の特徴を味わったことがなく、メントール系ともいわれる爽快感のある後味ってどんなものなのだろう、とドキドキして飲んだら本当に爽やかで美味だった。

またスコーンはパイナップル風味で、クロテッドクリームと一緒についてくるのもパイナップルジャム。
甘酸っぱくて夏を感じる仕様。


そもそも「『建物好き』として通い始めた」って何?
……の部分を補足します!

横浜のホテルニューグランド、本館の方は昭和2(1927)年に開業した際のもので、近代化産業遺産に指定されています。
私は明治・大正・昭和初期のたてもの を愛好していて時々ぶらぶら国内を巡っており、その一環でこちらのニューグランドを訪れたり宿泊したりもしていました。

設計者は渡辺仁。
あの東京銀座にある「和光本店(交差点にある時計が目印の建築物)」や、もう閉館してしまいましたが「原美術館」なども彼の設計です。

本館のみどころのひとつはやはり大階段周辺。

上った先にはエレベーターの扉と、盤面の周囲に美しい石の彫刻が施された時計がある。壁の画は川島甚兵衛が製作した綴織だった。
階段の手すりはスクラッチタイルを思わせる風合いで、昭和初期に竣工した建物にはよく見られるものであることから、当時流行のモダンな意匠を積極的に取り入れていたのかな……とも思う。

全体的に洋風の雰囲気が漂うが、釣り灯籠風の照明や壁画など細部に目を凝らすとわかるとおり、東洋の細工もふんだんに取り入れられているのだった。
それが独特の華やかさと居心地の良さを生んでいるのだろう。
梁に施された文様の良さ。


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