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木下杢太郎『少年の死』、
おもしろかった!

たしか、加藤周一氏が「鷗外・茂吉・杢太郎」をテーマにした本を最後の著作の構想としていたと思います。
(加藤氏も含め、医師でありつつ文学に関わっているという共通点がある)

東京の旧制中学に通っているエリート予備軍の学生が、そのホモソーシャルのなかで苦しむ話なんですね。

今でも「少年愛」小説アンソロジーとかにも入ったりする作品みたいだけど、そういうふうに扱っていいのかなぁという気がします。

これ、地域のまぁまぁお金持ちの家の子が、エリート候補として都会に送られていて、実家に帰っても家族のそういう期待の目があるし、こういうエリート予備軍内でのパワハラめいたものを誰にも言えないというしんどい話ですよね。

今でもあるといえばあるけど、当時は旧制エリートの数の少なさゆえ、人間関係が今よりずっと密だし、そのコースから外れることのできないプレッシャーって今では考えられないレベルのものだったと思います。
つらい。

こういう作品があることを今まで知りませんでした。
この機会に読めてよかったです。ありがとうございます。

@chaton14

@chaton14
木下杢太郎、家の詩集全集に入っていました。

一度なんとなく読んでしまったのですが、

時間をかけてゆっくり読みたくなりました。
ありがとう御座います。

お医者さまで
文学者、多かったですね。
なだいなださんも。

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@Jesujuva

こちらこそ、
ありがとうございます。

昔のエリートの人は、社会に対する責任意識があった気がします。

なだいなださんもベトナム戦争反対運動をされていましたし、
お医者さんで作家という人は、大なり小なり「よりよい社会をめざす」という気持ちをもって文学活動をしていたようなところがあるのではないかと思っています。

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