BT
米国の公共放送NPRの投稿記事の写真、
映画「ノーマ・レイ」の主人公が「union」って走り書きをしたやつを持って工場で立つ有名な場面。
このリンク記事、放送された番組がテキスト化されたものですが、労組映画のミニ歴史みたいなやつで、めちゃめちゃおもしろかったです。
ノーマ・レイの話のあとは、
労働組合が「非アメリカ的」として攻撃される話。
例として、ディズニーを挙げ、
「アリスのたまご工場」(1925)
「鶏たちは、アリスちゃんが経営する工場で楽しく働いていた。そこにモスクワから労組の赤い鶏がやってきて皆を扇動、ストライキが起きる」
という筋のアニメ動画を紹介。
そして、ディズニーが20年後に下院の非米活動委員会(ハリウッドの赤狩りをやったところ)で
「映画業界はコミュニストに乗っ取られている」
という趣旨の演説をしたことも書かれています。
こういう報道ができるのは、公共放送の強みですね。
日本だと、ウォルト・ディズニー個人が反共だったというのはあまりいわれない気がします。
「反共」の「与党」の側が無徴性(普通さ)を獲得していて、
逆にそれを指摘する側が有徴、「政治的」だと言われてしまう社会だからでしょうか。