🐓🐺ソングとして教えてもらったJake ScottのFavorite T-Shirtの拙訳 訳した後も聴けば聴くほど、ひょっとしてこういうこと?…てことはそういうこと?!わー!この曲深いぞ…!!って興奮してわりと狂気的にエンリピしてます #ようがくほうやく https://youtu.be/FCFbHVMb00E?si=Z2GrnHw1z_E4vxoL
最初はさーっと聞き流してしまったんですが、この曲の主人公(便宜上「俺」)は相当慎重な人なんだなと思いました。というのも、初っ端からこう:
I put my arm 'round your shoulder
To see if I could pull you closer
あなたを抱き寄せていいのか知りたくて
その肩に手を回してみた
「to see if I could pull you closer」=「貴方を引き寄せられるかどうか、確認するため(to see)」。こう、肩に手を回して…抱き寄せられる…かな?られた!!やったぜ~!!みたいな感じといいますか、え、そこから?!?みたいな…。それ試すところから?!ノーもあり得ると「俺」は思ってらっしゃる?!?っていう…
そして:
I saw your eyes in the city lights
And almost said, "I want you so bad tonight"
あなたの瞳に街の明かりが映りこんだ瞬間
危うく言いかけた 「どうしても今夜あなたが欲しい」
"I want you so bad tonight"=『とんでもなくあなたが欲しい』…と言え…てなーーい!!!口にしてなーーい!!!almost said=「ほとんど言いかけた」だけ!!心で思ってるだけーーーー!!!つまりイチャイチャはしてるかもしれないけど、この「俺」、一線を越える気がない。少なくとも今はまだその段階ではないと思ってる。「抱き寄せられるかな?」って試してる段階。慎重かよ~~~~~
そしてサビ:
You were kissing my neck
You were making me nervous
あなたに首筋をキスされて
俺が緊張したなんて
ここの直訳は「あなたは俺の首筋にキスしてた、あなたは俺を緊張させた」なんですけど、もう、サビでいきなり積極的な動きをみせてくる相手(便宜上「貴方」)、これ「俺」にじれたんじゃ…としか思えない。
そうは言っても:
And none of our friends would believe it
きっと仲間は誰も信じてくれない
「俺達の友人連中は(俺が緊張させられたなんて)誰も信じてくれないだろうな」と言ってるくらいなので、「俺」は別に押しなべて奥手というわけでもないんだなと分かります。要は「貴方」には例外的に異様に慎重なだけで、この一文だけで「俺」にとっていかに「貴方」が特別なのかが分かる。最高~~~~~~
You were putting your hands
Up under my shirt
Making fun of the way I was breathing
あなたの手がシャツの下に潜り込むから
俺は呼吸が乱れてからかわれた
もうシャツの下にまで「貴方」の手が入ってきちゃったよ!それでも耐える「俺」!呼吸の仕方をからかわれるっていうのは、多分呼吸が浅くなっちゃったんだと思います…。それはそう…。だって「めちゃくちゃあなたを抱きたい」って言いかけるくらいなんだし…。やりたいのはやりたいんですよ。何がストッパーになってるかは分からないんですけども。大事にしたい、とかかな。🐓だったらそうだろうな…。
で、お、このままいくか?と思う。「貴方」のアプローチに流されるのかな?って。するとこう来る:
Blankets in the back of my car all night
ブランケットは一晩中置きっぱなし
これ最初、ブランケットを車中で敷きっぱなし状態か…?と思ったんです。あとこれも:
You look so good it hurts
In my favorite T-shirt
あまりに綺麗で心が痛い
俺のお気に入りのTシャツを着てるあなたが
最初、事後なのかなと思ったんですね。一度裸になったから着てるんだろうなって。
でも、でもです。二度目のサビの後に来るのはこれ:
No it doesn't really fit
But you don't really care
'Cause you said you were cold
And you need it
そう 本当はサイズがあってない
でもあなたは気にしてなかった
寒いから必要なんだ、そう言って
ここでふと思ったんですが、シャツの下に潜り込んだ手は、ひょっとしてTシャツ脱がせるためのもの…?脱がせて、自分で着た…???「寒いから」って。そういう?いや可愛いくないです?だってほら、思い出してください:
Blankets in the back of my car all night
ブランケットは一晩中置きっぱなし
ブランケットあるじゃねえか!!!!
寒いならブランケット巻きなさい!!!!あったかいわよ!!!!
でも「貴方」は「寒いからこれが必要」って俺からお気に入りのTシャツを奪うんですね…。なにそれ~~~。しかも:
You look so good it hurts
In my favorite T-shirt
あまりに綺麗で心が痛い
俺のお気に入りのTシャツを着てるあなたが
もうこうなったらお馬鹿さんかよ…って思っちゃう。「ブランケット使いなよ」じゃなくて「なんて綺麗なんだ…」になっちゃうんだ、感想…は~~~~2人とも可愛いね~~~~~
でもね、この次が良くて:
Hope you're gonna forget
That you ever put it on
着ていることすら忘れてくれればいい
だってそれを持ってる限り、俺に会うしかないだろ
最高に可愛い「俺」…そうだね…お気に入りのTシャツなんだから返してって口実にして会えるもんね…。でも私が思うに「貴方」はそれも承知の上で、確信犯的にそのTシャツを着てるんだと思うよ…。ブランケットあるのも知ってると思うよ…。と私なんかは思いますけど「着てること忘れてくれないかなあ」って「俺」ピュアッピュアかよ~~~~(「貴方」に対してだけ)
だって:
Parked out at the end of your drive
Kissed me through the window one more time
あなたの家の通りの先で車を停めた
もう一度、窓越しにキスをくれた
この流れでここまで来たら分かります、これは大事に手を出さないまま家まで見送ったパターンです。あくまでキスだけ。
で、私がこの二人マジかよ~~~!!ってじたばたした後にスッ…と曲調が静かになって、冒頭の文句がここで繰り返される:
Yeah, I've been sitting here trying to figure out
What did I do right to be with you right now?
そう、さっきから座ってずっと考えてる
今こうして一緒にいられるなんて、俺はどんな善いことをしたんだろうって
出だしで聞いた時は「貴方」を前にして「俺」が考えてることなのかと思ったけど、そうではなくて、「貴方」を送った後に一人車の中でぼんやりと噛み締めているんじゃないかと。これはhave been ~ingという現在完了進行形、「ずっと~している」を使ってることが一番大きな理由です。thinkingとかではなく、わざわざsittingなんていう動詞にしてる。さっきから動かずに、車の座席にずっと座って考えてるんだ。これは二人でいる時に使う表現としてはわりと違和感があります。
そんなわけでさっきから「俺」は考えてるんだ。幸せを噛み締めてる。ハンドルに両腕を乗せて、そこに額を置いて。というのは私の妄想ですけど。
こんな生々しい回想(ただし恐らく上半身触っただけ)をしておきながら途中で「俺どんな徳を積んだんだろう」って静かに考えてるのがたまらない 緩急の付け方~~~~~!!
楽しかった…スッキリした…王様の耳はロバの耳…