NHKスペシャル『ジャニー喜多川〝アイドル帝国〟の実像』観た。
そんなに目新しい事実はないのだけど、ツイッタルでも炎上したSMILE―UP(旧ジャニーズ事務所)補償本部長の電話対応には確かに度肝を抜かれた。
被害者が生前に暴露本を書いたので補償対象外という手前勝手な理屈もさることながら、何より「心から謝罪する気になれない」とまで言い出してしまう対応の幼さが際立っている。一人称も一貫して「僕」だし、まるで中学生と話しているかのようなタメ口まじりのつたないやり取り。本当に大人がいない会社なんだな。
ジャニーの死後、社長を始め幹部になる人間が軒並み看板タレントなのも異常だと思ったが、補償窓口の上層部にこんな人材しかいない企業というのは、やはり改めて異常さを感じる。