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『私のトナカイちゃん』を見て思い出した個人的な過去(性暴力被害に関わる内容) 

私が初めて付き合った人は児童虐待&児童性虐待のサバイバーだった。当時20歳だった私はすでに人権大好きなフェミニストで、性暴力に関する知識も多少はあったので彼女がその事実を"告白"してくれる前から、なんとなくそんな気はしていた。詳しくは書かないけど、虐待の内容は映画かと思うような壮絶なものだった。
『私のトナカイちゃん』の主人公の行動は、"健全"な人から見ればものすごく不合理で愚かだ。取るべき行動の優先順位を間違え続け、状況が悪化するのも当然な選択を何度もしてしまう。
それがすごく彼女の姿に重なった。"理性的な判断"と逆のことをして、必死になって自分を不幸にするような行動パターン。"自分を嫌いになって不幸にする"というミッションが常に最優先され、正解が分かっていても心と体がそれを許さないような。
残念ながらこれは本人だけでなく周囲も傷つけることがある。自分を不幸にするために大切な人をわざと傷つけたりする。私が別れた理由はまさにそれだった。彼女が悪いわけじゃないことは当時も分かっていたけど、どうすることもできなかった。
性暴力は本当に、人間を壊してしまう、人生を壊してしまう。比喩じゃなくて、本当にそうなんだよ。

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