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『サラール』シャウリャンガ族への巨大感情 

まず、カンサールの説明パートで、英国の植民地支配でも広大なインドすべてを統治することはできずカンサールは生き残ったというのがさらっと出てきて、ここで心打たれちゃったのね。
インドに1000年の歴史を持つ国(的なもの)がある設定にするためにはそうするしかないわけだけど、すごく被植民地支配の歴史を持つ国ならではの願望がつまってもいて、しかも広大なインドだからこそ出てくる発想でもある。
けど、カンサールは誇り高き独立国家インドとは距離を置き、違法行為を吸い込む恐怖のブラックホール、一種の裏インドとして発展する。
その弱肉強食の中で名前も文化も、神すら奪われた民族。それが我らの主人公だ!と言われたときに、なんだよ終わる頃になって私の主食を出してくんのかい早く食わせろになった。早く2ください。

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