『バジュランギおじさんと、小さな迷子』
https://www.youtube.com/watch?si=OF7YMnCb7Wl6IKh3&v=JmcvSexOLg0&feature=youtu.be
主人公はハヌマーンを熱心に信仰するヒンドゥー教徒。ある日、話すことができない迷子の少女と出会い、人の良い彼は少女を家に届けようとするのだが…少女はインドのイスラム寺院を訪ねてきたパキスタン人だった。
国と宗教を越えた交流を描いた傑作。『タイガー』の公開に会わせて再上映されるんだろうね。公開時と比べてインドのヒンドゥーナショナリズムが圧倒的に激化した今見ると、もういろいろ無理かもしれない。
ちなみに、パキスタンの公用語であるウルドゥー語とインドのヒンディー語は文字は違うものの会話できるくらい語彙や文法が共通している。そのため北インドのヒンドゥー語話者である主人公の言うことをパキスタンの少女が理解できる、という言語の特性をうまく利用した作品でもある。