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韓国ひとり旅行覚え書き(一日目) 

ネコの世話などやった後、昼前に出発。米子からは鬼太郎列車に乗って空港へ。インバウンド需要を期待して開設された米子⇔仁川便は日韓関係の悪化で運休→コロナ禍を経て、昨年再開したばかりだ。
搭乗口へ行くとそこら中から韓国語が聞こえ、韓国旅行に向かう人より帰国する人が圧倒的に多いことを感じさせる。朝からの悪天候で運航を心配したものの、30分遅れで仁川へ到着。
が、入国窓口が異常に込み合っている。一時間ほどひたすら耐えてなんとかゲートを出るも、早速方向音痴を発揮。両替、ICカード作成を終えて乗るべきバスをゲットする頃には20時近く、すでに疲れきっていた。
宿の最寄りバス停に着いたが、宿がもうクソ分かりにくい。こちとら方向音痴だぞなめんなよ。近くの店の人に韓国語で聞いてみるが、そんなの知らんと言われる(でも言葉は通じたぞやったー!)
なんやかやでベッドに到着。宿の環境が思ったより悪く、心身ともに疲れきっていたのでいきなりメソメソモード。いや、とにかく寝ろ。今日はもう寝てしまうんだ。ここに到着しただけで今日は合格💯!!

韓国ひとり旅行覚え書き(二日目) 

昨日は早く寝たので7時に目が覚める。泊まったのは若者がナイトライフを満喫する街らしいホンデ(弘大)のゲストハウス。みんな朝が遅いので、若者が寝静まっている間に昨日入れなかったシャワーを浴びる。
と、なんだかスッキリ爽やかな気分。昨日のメソメソは疲労とシャワー不足だったのか。よし観光するぞ!
事前にインストールしておいたnever mapを大いに活用して北村韓屋村(プッチョン ハノンマウル)へ到着。伝統家屋が並ぶ一体は現在も住民が生活している。お土産店で本のしおりなどを買い、コンビニで充電器を買うついでに朝ごはん。韓国のコンビニで買ったものをコンビニ外にある休憩スペースで食べるのもやってみたかったのでここで達成。
また道に迷ったので案内所の人に教えてもらい、国立民族博物館、景福宮、光化門を見て回る。光化門ではタイミングよくイベントにも遭遇して大満足。
これで今日予定していた観光ルートは終わり!だが、あれ、まだ昼過ぎだぞ…?(続く)

韓国ひとり旅行覚え書き(二日目後半) 

なにせ土地勘がない上に方向音痴なので予定を終えると途方にくれてしまう。しかし、さすがに宿に戻るには早い。never mapで現在地を確認すると、すぐ近くに世宗大王の銅像があることが判明。
歩いていくと、教科書で、映画で、ネットで、あらゆるところで見てきた世宗大王の姿が近づいてくる。そして像の前に立ったとき、驚くべきことに私は泣いてしまった。まさか自分が象でもなく銅像の前で泣くなど想像したこともなかった。韓国語学習者として特別な感慨があった。すぐ近くにはイスンシンの銅像もあり、こちらは映画『ハンサン龍の出現』で活躍した亀甲船の姿もある。(なぜか写真が載せられないので検索ハセヨ)
そのまま新聞博物館を見て、近くにある大型書店の教保文庫へ。友だちに頼まれていた本をゲットし、私も前から気になっていた漫画を購入。
いい時間になったのでICカードだけチャージして帰ろうと充電場所を検索したところ、なんと違う書店の目の前だったのでまた本を買ってしまう。しかも途中でビッグイシューを売っていたのでそれも買ってしまう。重い。
帰る途中のキンパ屋さんで食事を終え、買った本をベッドて読むなどして就寝。この日だけで一生分歩いた。

韓国ひとり旅行覚え書き(三日目) 

言うまでもなく起きると猛烈な筋肉痛。それでも朝から出かける。
今日はまず南大門市場で温かい朝ごはんを食べる。韓国の街中を歩くと冬でもアア(アイスアメリカーノ)を飲む人が多く、カフェもアイスや冷たい飲み物を売りにしてるしアイスクリーム屋もとても賑わっている。日本では「ほかほか」「あったか~い」がウリの季節だけに、辛さよりもこっちの方が食文化のギャップを感じた。
腹を満たしたところでゆっくり市場を見て回り、午前一杯かけてお土産など色々ゲット。一気に荷物が増えたのでリュックも買う。鞄屋さんも沢山ある。聞いていた通り韓国はカード社会だけど、南大門市場は現金取引をバンバンやった。あまり使う機会のなかった現金がここで一気に出ていく。
一旦宿に戻り、荷物の整理。一眠りしてスマホと私の体力を充電する。

夕方、映画『パミョ(破墓)』を見にホンデのメガボックスに行った。なんの目標も目的もなく始めた韓国語の勉強だけど、そこそこわかり始めた頃から「いつか韓国で韓国映画を見る」は憧れだったのでついに実現できて嬉しい。パミョ面白かったよ! 観客1000万人突破おめでとう!

韓国ひとり旅行覚え書き(四日目) 

もはや足は泣き叫んでおり腰も悲鳴をあげている。が、事前予約したので間に合うよう出かける。
午前中は戦争と女性の人権博物館に行った。

午後は西大門刑務所歴史館を見るため独立門(トンニンムン)方面へ。歴史館の周辺は飲食店が充実しており、広い公園もあるのでちびキンパとキムチコロッケパンを買ってベンチで食べる。晴天の土曜日だけあって博物館も公園もとても賑わっていた。
ここは日本統治時代の独立運動と弾圧の歴史を展示した博物館。独立運動家を収容するために作られた刑務所を利用した広大な施設だ。実際に行われていた拷問の再現展示があったり、監獄の様子を体験できる。かなり体験型、言ってしまえば観光地化されている印象を受けた。
客層として特に多いのが小学生くらいの子どもを連れたファミリーで、子どもの教育にいい施設という認識なのを感じる。 小学校低学年くらいの子が 3.1運動で有名なユグァンスンの肖像を見るや「ユグァンスンだ!」と言っていたのが印象的。韓国では植民地と独立の歴史は子どもでも知っている基礎教養なのだろう。
ときどき館内のベンチで休んだりしながら観覧し、いい時間なので一旦宿に戻った。→続く

韓国ひとり旅行覚え書き(四日目 後半) 

宿に着いたのは16時頃だったか。一眠りしてスマホと体力を充電した後、ちょっと歩いて大型スーパーの入るショッピングモールへ。
途中、偶然にも大きな古書店に出会ってしまい気がついたら店内に。児童書コーナーには本を読めるスペースがあり、児童書に限らずみんなが本を読んでいる。韓国の書店は日本と違って書籍をパックしてあることが多く、基本的に立ち読みできないので古書店は読んで決められるのが強みなのかもしれない。
幸運にも何も買わず書店を出てモールへ到着。まずは腹ごしらえと夕飯を食べていたら、向かいの席にいた子どもが大騒ぎを始める。どうやら間違って辛いものを食べたらしい。韓国の子でも辛いものは辛いんだな…と謎の関心をしながら、困り果てているお母さんに飴をあげるなどした。
スーパーの入り口がわからずうろうろした後、なんとか店内に。私は異国の平凡な生活を感じたいのでスーパーはぜひ来てみたかった場所。しばし見学したのち、モール内にある餅屋さんでいろいろと買う。あまり食に関心がない方だけど韓国の多種多様な餅はぜひ食べてみたかった。これでやりたいと思ったことはほぼコンプリートでき、ルンルンで宿に戻った。

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