日本は障害者の労働に対して「働く場があるだけ感謝しろ」が根本にあるんよね。同じ仕事なのに障害者向け求人だけ給与を低くしても許されるし、採用したら労働者ではなく雇用主に助成金が出る仕組み。
助成金は障害者の雇用にかかるコスト(例えば車いすユーザーのためのスロープ設置)を軽減して雇用促進を促すという建前だけど、現実にはほぼすべての企業が、できるだけ支援コストのかからない障害者を雇う/コストがかかるくらいなら雇わないを選択している。そして、特に職場での支援が必要ない障害者を雇っても採用すれば企業はご褒美のように助成金を貰える。
障害者の就労施設で人が死ぬレベルの虐待が何度も起きてきたのは、国そのものが「働く場があるだけ感謝しろ」の発想でいるからだよ。