以前もルーミーの詩の講座を受講したことのある在米イラン人の若き研究者さんが、おいらにどストライクな講座を開くというので申し込んだ。英語が早口すぎるんだけど、この人の講座はめちゃめちゃ濃厚なので外しはしない。
そう、ウル語とかその周辺を眺めてると、文芸文化的には確実にいにしえのペルシャの影響が多大にありきで、それがムガルに移って成熟して今に至るというのに、少なくともニポンのアカデミック界隈だと「南亜細亜」で括られることが多い。
某バナナ大学某学部の教授も「ウチもアラブも東南アジアも、この既存の「地域研究」ベースな括りになりがちなことによる限界やジレンマ抱えてるんですよね…」と言ってた。
他のエリアや言語圏はようわからんけど、おいらにとってはそれがペルシャ〜印パの間にある壁で、肝要なペルシャ文芸文化や歴史との繋がりが確実にそこにあるのにうすぼんやりしてたので、めちゃめちゃ楽しみである。
この若かりし講師さんは常々、世界で出回っているルーミーのペルシャ詩の大半が非ネイティブの欧米人による翻訳で、それが故に欧米人目線での勝手解釈や不要なオリエンタリズムによって余計なものを付加されたり、大事なエッセンスが削がれたりした状態で「ルーミーの詩でござい」って独り歩きしている状態を非常に危惧してる人で、それをなんとかしたい、という気持ちから本を買いたり講座やったりしてるのよね。
その心意気も嫌いではない。
@DigiVoyager Yes. And however I knew the fact, I can't find what is right or wrong with my poor knowledge. So it's valuable to have the lecture by this type of lecturer.
@browneyes Very true, have many Farsi speaking colleagues all confirmed the same.