スケボー、電動スケボーが違法なのかどうか少し調べてみたけど、ただのスケボーの場合は混雑な道以外という条件下で許可されているようだ。混雑かどうかの基準は明確には決められていないので警察の判断に大きく左右されそうだが。一方で電動スケボーは、原動機付自転車に分類されるが、電動スケボーがその整備基準を満たさないため公道での利用は禁じられている。ここで、では電動アシスト自転車はなぜ普通の自転車と同じように扱われているかという疑問が湧く。これはあくまで人間が漕いでいるのをサポートするだけであり、人間が漕いでいなければ動力によって動かすことができないという点が重要である。人間の漕ぐ力とサポートの動力の比率には基準が法律として定められてあるので、それを超えてサポートの動力が大きく設定されてしまったものは違法として扱われる。つまり日本において人間が自分の力で走らせたものをあくまで動力でサポートするような電動スケボーであれば合法ということなのでは。
網の鉄板はあまりに重かったが少し浮かせることができることができ、悪戦苦闘する。すると、塾帰りらしき女子高校生がその道を通ろうとしている。私はあまりに自分の不審者らしき姿を恥じて彼女を意識の外に追いやろうとするが、彼女は恐る恐る私に「大丈夫ですか、手伝いますか?」と声をかけてくる。なんて親切なんだ。結婚してくれ。じゃない、夜中にこんな不審者みたいな奴に声をかけたらだめだよ。私は「いえ、大丈夫です。大丈夫なので放っておいてください。ありがとうございます」と咄嗟に答える。そうですか、と彼女は道の先で曲がって消える。
私はなぜ「放っておいて」という身勝手な言葉を使ったのだろう。あまりにも馬鹿げた状態に自棄になっていたのだ。彼女にこの馬鹿げたことに付き合ってもらうのは申し訳なさすぎるのだ。だがその言葉は彼女の親切心を全くもって無視するものではないか。自分の根底にある相手への配慮のなさを後悔した。
ミニスケボーはレギュラーサイズなスケボーよりも乗るのが難しいらしいが、そんなことよりも乗る私の筋力とバランス力がなさすぎて途中でついていけなくなって降ろされるみたいな状況になる。