今年は前進の年だ!厄年明けたし!と息巻いて少し住んだ田舎を飛び出して都会に戻ってきたはいいが、蓋を開けてみれば大して何かしら大きな進歩があったわけでもなく、あいも変わらず面倒事に巻き込まれ、つまらぬ労働の苦しみに悶えるばかりで、根本から散々で虚しい生涯は未だに変わっていない、変えられていない。一年の終わりかけにふと振り返ってみて、私は何を思って前進の年だと思ったのかと、自らを責め続けている。
26という齢。数年前、その年で自らの生涯を終わらせたフォロワーがいたことをふと思い出した。ボケもツッコミもあいまいで、中学生男子のようなやりとりをしてたくらいの関係性だった。彼がいつから希死念慮で満たされてしまっていたかは正直よく把握していない。ただ、気づいた頃にはODで病院に運ばれていたりと、彼の精神が深刻な状況であることは大いに察することができた。