BT 灰都とおり「迷宮妄想のアーキテクチャ」(anon press)の素朴な感想です。やや辛口ですみません。
https://note.com/anon_press/n/n1abede6af1f8?sub_rt=share_pw
-もちろん、設定と歴史だけで小説を完成させても良いと思います。
-ただしキャラやセリフを中心に小説を読む読者を逃す可能性があり、「どう書けばそっちの読者も捕まえられるか」という観点で別ver.を構想してみる価値があるのでは。
-岡田淳『選ばなかった冒険: 光の石の伝説』(偕成社, 1997)は生徒たちが眠るたびにRPGダンジョンで目覚めるYAファンタジーで、殺しや死の経験や、敵にまつわる秘密(※本作と近似)がなかなか衝撃的です。
https://bookmeter.com/books/539641
-個人的には、迷宮での絶望がもっと生々しいほうが好みです。論考と並行するADテキストのほうも回想と説明の文章で、実体験から距離があるのがもったいない気がします。
-生々しくするとホラーになりませんか?→なります。スリラー要素は、長めの小説を読ませるために有用です。
-別案として、諸派の衝突にもっとフォーカスするのもありだと思います。