-「いい年してそんな服を」や「男がそんな服を/かわいいものを」という実世界の圧力を避ける
-使いたいアイテムや家具に合わせた体格を選ぶ
-単に多数派だから少女アバターを選ぶ
みたいな層もいるでしょう。
すでに平均身長が低いユーザーが多数派になってしまったので、高身長だとVRでは2Dより目線や音声の位置で威圧感を与えやすいため、配慮するとちっちゃいアバターを選ばざるを得なくなる……ということもあるかも。
私は平均より少し実際の身長が高いので、実生活で他人と話すときはよくかがみますが、VRChatの中でも会話するときはよく座ったりかがんだりしています(アイコンの鹿の体格がデカいので)
やや話題が逸れますが、もう少しVRC体験者としてのコメントを。
-私は女性っぽいアバターや小柄なアバターに対しては、無意識にかばう行動を取りがちでした。脅威にならないように目線や口調を気にしたり、なるべくユーモアを交えて話したりもします。
-これは驕りやエリート意識っぽくもあるので、要警戒だと思いました(他人の意識や主体性を無視して、アバターの見かけに対して発揮しているので)
-なぜ上記に気づいたかといえば、現実の社会生活よりずっと長時間いわば“紳士モード”に入っているのに気づいたからです。
-規範意識がしみついている。学生時代〜社会人生活に他の人をリードする役につけられることが多かったことや、それなりに身長体重があることが、自動的にふるまいを制御しているわけです。
-これを形容するなら紳士モードか王子様モードだと思いますが、そうジェンダー化するのも本意ではないです。
-私はいわば、ちいかわではなく、でかつよという意識で生きているし、その意識が強すぎてちいかわなアバターを選べもしないのだ!という発見。ジェンダー化を避けるなら、でかつよモードと言うしかないかもしれません。あるいは委員長モードが牧羊犬モード。
私は低年齢男女アイドル(の低年齢さをありがたがる風潮)が苦手ですし、なぜひろゆきや青識や暇空はかわいいアイコンなのか問題はちょっと考えたほうがいいとは思うのですけれども。
成人男性アバターを選択すると、マッチョにはまさにマッチョイズムや威圧感の問題が出てきて、イケメンにするとチャラさやナンパ師っぽさが出てくる気はします。
ヒゲの紳士〜おじいさんのアバターを選ぶ男性の知り合いが(実年齢が若くても)ちらほらいるのはそういう配慮の末ではという気がします。動物やロボ、無機物もそういうややこしさから自由です。
海外の人でYOYOGIMORI製の美青年 ( https://yoyogi-mori.booth.pm/items/2482022 ) を着ていた男性も見かけましたが、日本語圏では女性のほうが美青年を着ている人が多かった印象があります。選択にも見えない規範やタブーがある。