シェハン・カルナティラカ『マーリ・アルメイダの七つの月』(山北めぐみ 訳、河出書房新社)の上巻を週末に読みました。
誰かに殺された語り手が、幽霊となってあちこちさすらいつつ死の謎を追う異色ハードボイルドもの。ドライブ感とユーモアある主人公の語りと、スリランカの政治批判が怒涛のように繰り出されてきます。
主人公がルームシェアしていた親友や恋人も魅力的な脇役です。霊媒を通して生きた人間とコミュニケーションできるようになったところで上巻は終わり。
kawade.co.jp/sp/isbn/978430920

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ブッカー賞受賞作なんですが、スリランカにまつわる情報量が多いところを除くと、冒険小説でアーバンファンタジーだし、クエストを解消していくタイプのアドベンチャーゲームっぽさがあります。

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