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の最終候補10作を読みました。以下、5作に言及します。
「叫び」かっこいい馬小説コンテストならまちがいなく強い。文章や調べものをこれくらい研ぎ澄ましている作品、LOVEです。
「マジック・ボール」は広く愛される作品だと思います。テンポ良く、所々のおかしみも良かったですし、終わりもさわやか。
「あの星が見えているか」空想スポーツとしてはピカイチ。また、現実のスポーツの残酷さや馬鹿馬鹿しさを巧みに表現しています。ただし読者をのめりこませるタイプではないかも。
「月はさまよう銀の小石」「勝ち負けのあるところ」の2作もかなり書き慣れている印象でした。前者は意外性もしくは説得力が、後者は見せ場がもう少し欲しかったです。
4000字はワンアイディアや雰囲気で押しきるには少々きびしい、ひねったり文章や構成を工夫したりが要求される長さだと思っています。
virtualgorillaplus.com/kaguya-

なお過去に作品を読んだことのある人たちの作品がどれか、しらを切るわけではなく、本当に判別できませんでした。
消去法である程度しぼりこむことはできますが。
かぐや1、2のときも全然見分けられなかったので、下読みには向いているのかもしれません。探偵には向かない。

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