以下は食べたものに関する調査のうんちく語り(早口)
チキン・チリの味や製法は、予想どおり酢豚でした。
気になって検索したところ、やっぱりチキン・チリは「インド中華」でした。インド中華とは、18~19世紀に中国南方からインドに人の移動があったので生まれた、インド料理アレンジされた中華で、おおむね広東料理です。これがネパールにも伝播して定番料理に。
一方のチョウミン/チャウミン(炒麺)は、1960年以降、チベット移民によってネパールにもたらされた定番料理です。意外とテイクアウトの日本人客たちがどんどんチキン・チョウメンを注文しており、ひょっとするとブッダムさんの名物かもしれません。
私は今まであまりネパール料理屋のチョウミンやチリ炒めを頼んできませんでしたが、今夜食べたメニューはとても美味しかったです。身も蓋もないことをいえば、濃い味と油分が疲れに効きます。
なお、お会計のときに店員さんに「私たちもスクティ・チョウミンとチキン・チリ大好き!」と言われました。近代外来料理ですが、ネパールの人にとっても愛すべきメニューのようです。