エドワード・アシュトン『ミッキー7』(大谷真弓訳、ハヤカワ文庫SF)をいただいて読みました。ポン・ジュノ監督で映画化予定の、ミリタリーとスペースオペラとアドベンチャーが主要成分のSF小説です。ややお調子者の主人公による軽妙な語りが魅力の娯楽作でした。

氷に覆われた異星の開拓部隊に、危険な作業や実験のための使い捨て要員(エクスペンダブル)として採用された主人公は、死ぬたびにクローンとして再生される。しかし死亡確認と見なされた七番目がうっかり生きていたため、自分が二人になってしまって!? ムカデに似た異星の生物と人類ははたして交戦するしかないのか?
コメディ要素も多く、気楽に読めますし後味も悪くありません。ただし展開は予測できるので、もう少しハイテンポでも良かったような。ちょっと懐かしい感じのSF冒険小説です。

フォロー

『ミッキー7』発売日は2023/01/24です。映画名は『ミッキー17』です(増えてる……)
hayakawa-online.co.jp/shopdeta

ログインして会話に参加
Fedibird

様々な目的に使える、日本の汎用マストドンサーバーです。安定した利用環境と、多数の独自機能を提供しています。