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私がひとり親として過ごした10年で、生活保護受給、母子寮入寮と貧困の真っ只中にいて気づいたことは、貧困者に対する世間の一般人の針のような視線だった。お金がない人にはこのくらいの対応でよかろうという蔑み差別が毎日外から押し寄せる。その分際で生意気だと言う気持ちを隠しもしないで責めてくる。どうするの?と詰め寄ってくる。家の中に入ってきて何か相応しくないものを買ってないか見回される。その中でやっつけられないで自分を保っていくには、スーパーサイヤ人のように常に殺気だっていなくちゃいけない。何か言われたら反論できるようにしておかなくちゃいけない。今はもうそこから抜けて毎日穏やかだけど、その過去の記憶が、ものを見る目を変えたのはしょうがないと思っているし、それを経験したことはこれから生きる上で何か必要なことだったんだろうと思う。子供達には希望すればいくらでも勉強させる。

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