岡真理さんのガザを知る緊急セミナー、聞いていました。最後の即時的な人道支援だけでなく背後にある政治的問題の解決に動くべきである、でなければ、すでに行われている暴力との共犯関係を結ぶことになるという話は、冒頭で話された「忘却が次の虐殺を準備する」というのとおそらくパラレルで……。
(人道支援が必要な状態なのは事実だとしても)そこで振るわれる暴力のそれぞれを単発の出来事として捉え即時的な支援で全てを済ませてしまうのであれば、結果的に背後にある政治的な問題が隠蔽されてしまい、暴力的な構造が何ひとつ変わらないどころか変わるべきものとして認識されない、ということ…。
だから歴史の話、(サイードの援用もありましたが)特に報道によっていかに問題がずらされてきたかということがまた重要で、岡さんが問題は「ハマースとは何か」ではなく、「イスラエルとは何か」という問いであるべきと話されていたのもそれと繋がってくる話なのではないかと思いながら聞いていました。
トゥートツイートいずれにせよ、要点をまとめたようなものを投稿してしまったけれど、あの講演の場は要点を説明するとなったときに要点から通過してこぼれ落ちてしまうさまざまな話も同時にとても重要だった、と思います