『射精責任』について長らく引っかかっていたことを、わりと元気になってきたので今更ながら。担当編集の方曰く「(引用註:著者は)本書をあくまでシスジェンダーで異性愛者のための記述と限定しつつ、トランスジェンダーの人々の経験を軽視しないよう警告しています!!」(https://twitter.com/fujisawa0417/status/1670539611968512000?s=46&t=6iC4LFfmRkJ8gyRYFuUkVg) とのことだけれど、妊娠・出産という異性愛者のシスジェンダーの人たちに限定されない事象について、トランスを排除した語りをしているのが問題なのでは、とやはり思います。シスジェンダーに限定する意図は「わかりやすさ」のためだとかいろいろありえますが、なにかしらの意図や目的があったとして、トランスアンブレラの人たちのことが見えていてそのうえで語りから排除するのは正面切っての排除と同じくらい根が深いというか……。
「この本はシスジェンダーの人たちのヘテロセクシュアルな性実践のみを前提に書かれています。けれど、トランスジェンダーの人たちの経験のこともどうか忘れないでくださいね!」と言ってしまえるのがいかに特権的な身振りであるかがあまりにも考慮されておらず、そしてそれこそがトランスの経験の軽視ではないか?というはなしですね。
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