哀れなるものたち 微ネタバレ 

やっと映画 観ました。すっごい面白くて痛快でしたです‼️もう上映館少なくて…探した甲斐があった。(エマ・ストーンのアカデミー賞での一件がやや鑑賞の妨げになったが)

頭悪いシンプルな感想
①「ただのフェミニズム映画」で何が悪いねんw
②エンディングが内臓や性器や血など連想させてキモおもろかった。ロールシャッハテストみたいに人によって違うのかも
③不思議なのりものたちに乗り、変なキメラたちを愛でたい、ヤギ男以外な

哀れなるものたち微ネタバレ感想その2 

④船上の高齢マダムと青年楽しかった。特にマダム。粋だね😆
青年は「現実主義者」で、ベラにひどい洗礼を浴びせるイヤな奴。「自由な君を傷つけたかった」と正直に言うのだけはよき。しかしベラは絶望しても立ち上がるのだ。赤ちゃんを助け、世の中を向上させたいと。そして彼を「怖がりな少年」と呼ぶのだ💪
⑤出てくる男みんな所有欲・支配欲・上から目線だから、ヨルゴス・ランティモス監督いじわるやなーとニヤついてしもた。ダンカンがベラの「可愛い喋り方」とか懐かしむシーンなんかまさにもう…(マッキャンドルスはたぶん一番マシって程度?もいっぺん観ないとわからん)
⑥ゴッドの助手兼メイド、怖くない?ワイなら暇を出すわ。シスターフッド?
⑦ワイならヤギ男は✂╰⋃╯し、彼のペニスの象徴だった銃を股間にくくりつけるわ

あ、「ただのフェミニズム映画で何が悪いねんw」と感じたのは、
珈音さんが
“例によって(『バービー』の時と同様に)男性が「ただフェミニズム映画としてだけ捉えていいのか?」と言っていたりするのだが”
…と書いてらしたの思い出して、笑ったのです。
ほんと「フェミニズム映画」にだけ高いハードルを課すよな🤣

→ 映画『哀れなるものたち』〜女性の性の自己決定をめぐって〜(仮) keroldanvers.theletter.jp/post

“「フェミニズム映画」「エンパワーメント映画」としてだけ読むのは、いささかオーソドックスすぎるのかもしれない”
とあるけど、こちらのことじゃないと思いますよ、はい。
原作小説との違い、メアリー・シェリーへのオマージュ、監督の他作品について述べた記事。

→ なぜギリシャの鬼才監督は『哀れなるものたち』を映画化した?奇書と称される原作小説との比較から探る
cinra.net/article/202401-poort

原作との違い(特にラスト❗️)や、原作のややこしさを示した本屋lighthouseさんの記事。
ワイにはベラは「わざと男を所有し返した」痛快な女であってほしいけどな。監督がたぶんそういう性格だしw でも原作もいつか読まなきゃな…

→ 書くこと/書けること、あるいは歴史を物語るということ
『哀れなるものたち』『密航のち洗濯 ときどき作家』から考える
lighthouse226.substack.com/p/0

“一般的に性表現そのものに異を唱えていると誤解されがちな「フェミニズム」の性質”

…日本のミソジニストや世界の頭古い人々だけが誤解してますな😑

“基本的には性的な事柄や過激な表現そのものを排除しようとするものではなく、性的な部分でも女性の尊厳が失われないようにしようとする考え方が本分になっている”

その通り‼️

“実際に過激描写満載でフェミニズム映画を成立させた本作自体が物語っているといえるのである。”

過激じゃなくない?まあ18禁だけど。

→ 『哀れなるものたち』が映し出す“現在”の問題 奇妙な物語と過激な描写を通して伝えること realsound.jp/movie/2024/02/pos

児玉美月さんのエンパワメントーー💪な記事。
ヴィクトリア朝時代にも陰核切除手術があったとは知らんかった😢女性のいろんな困難を医師が「ヒステリー」で片付けていた時代ですからの😭
そして昔のフェミニズム解説書にあったラディカル・フェミニズム(いまとは定義がちがうかも?すいません詳しくないです)を思い出す。曰く、女性は自身で完結する性を持っている。

→ 『哀れなるものたち』が描く「無垢」な女性の知的探究と性的探究、世界改革のために思考し続けること
cinra.net/article/202301-poort

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