障害者就労の工賃の件 

障害者就労のB型の話です。
言いづらいですが。
個々人の障害のありようはとても多様です。重度の人は、そうでない人が100仕上げるところを、10仕上げたりします。できあがりの質も非常に異なります。取引先が求める均一さは難しいので、スタッフも当事者も試行錯誤しています。(試行錯誤できない人もいます。)働きぶりも日によって異なります。天候に左右される人、気持ちに左右される人、何かと理由をつけて休憩場所にこもってしまう人も。
「仕事」になっていない日もあります。失敗が多すぎて損失になる日さえあります。(損失分をスタッフが残業して埋めたり。)
もし企業なら秒で倒産しそう。
だから「時給」「給料」ではなく「工賃」なんて呼ぶんだな。

就労が資本主義社会の求める「生産性」に結びつきづらい。

そしてもちろん、
障害者は「生産性」のために存在しているのではない。

そもそも人間は歯車ではない。

だから、工賃を最賃に上げようという声に最初は賛成していましたが、いまは障害年金や生活保護や老齢年金の額を上げるほうがいいのではと思っています。日本の「就労ありき」の社会保障はしんどいです。(個人的にあと数年で障害者就労もできなくなりそうですしね。身体が弱って弱って…)

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