『流れる』を観た。『秀子の車掌さん』の最後の話の展開が今でも印象に残ってて、『流れる』にもそれと同じものを感じて切ない。梨花(おはる)さんと勝代さんの話してる場面でうるっときてしまった。今この時は不変ではなくて変化し続けているものなのを忘れている訳でないのに。おはるさんは義理を通したのだけど、その中にもう少しこのままという気持ちがあったりしたのかなと考えて目が潤む…。
つた奴さんは優しいのだよな。「気が弱い」と娘の勝代さんは話してたけど、周りの皆に優しすぎるのが勝代さんには弱く映るのかもしれないけど、個人的には違う気がした。どうにか工面しようと地道に奔走していてすごいよ…。姉に小言を言われようが強請りが来ようが(みやぐちさんがハマりすぎててこういうおじさんいそうで怖かった)それでも奔走するつた奴さんすごいよー…てほんとなった。
染花さんというかすぎむらはるこさんのざっくばらんで抜け目なくて少しずるいのに憎めない感じ分かってたけどはまり役だったー。「女に男はいらないんだってさ」の場面は周りが男性と色々あった女性が多いのでそういう考えになるのかな…と思ったけど、勝代さんはそれに反論して、かつ自分と母二人で何とかしていく位にはとミシンしてて行動で示そうとしてくれるのは個人的には好きな結論だったな…