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『流れる』を観た。『秀子の車掌さん』の最後の話の展開が今でも印象に残ってて、『流れる』にもそれと同じものを感じて切ない。梨花(おはる)さんと勝代さんの話してる場面でうるっときてしまった。今この時は不変ではなくて変化し続けているものなのを忘れている訳でないのに。おはるさんは義理を通したのだけど、その中にもう少しこのままという気持ちがあったりしたのかなと考えて目が潤む…。
つた奴さんは優しいのだよな。「気が弱い」と娘の勝代さんは話してたけど、周りの皆に優しすぎるのが勝代さんには弱く映るのかもしれないけど、個人的には違う気がした。どうにか工面しようと地道に奔走していてすごいよ…。姉に小言を言われようが強請りが来ようが(みやぐちさんがハマりすぎててこういうおじさんいそうで怖かった)それでも奔走するつた奴さんすごいよー…てほんとなった。
染花さんというかすぎむらはるこさんのざっくばらんで抜け目なくて少しずるいのに憎めない感じ分かってたけどはまり役だったー。「女に男はいらないんだってさ」の場面は周りが男性と色々あった女性が多いのでそういう考えになるのかな…と思ったけど、勝代さんはそれに反論して、かつ自分と母二人で何とかしていく位にはとミシンしてて行動で示そうとしてくれるのは個人的には好きな結論だったな…

場面場面が格好よくてずっと目が離せなかった。単純に芸者さんの生活を垣間見ている感じも興味深いのと役者さん達がとても良すぎた…。映画が上手い〜て叫びたくなった(それはそう)。つた奴さんもといいすずさんの三味線弾いてる姿めちゃくちゃ格好よすぎる…
梨花(おはる)さんとつた奴さんは女中とその主だけど女性の連携みたいな雰囲気もすこしだけ感じて。そして勝代さんと梨花(おはる)さんにも少しだけそれを感じたのは最後の場面があるからかな。つた奴さんを中心として女性同士一緒に生活をしていくこの雰囲気がよかったな

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