「戦死者でない韓国人60人、靖国神社が無断で合祀 中には生存者も」
https://www.donga.com/jp/article/all/20071024/301237/1/戦死者でない韓国人60人、靖国神社が無断で合祀-中には生存者も
●「生存」証明されても合祀者名簿から削除せず
戦争中の死亡者でない人が60人も靖国神社の合祀者名簿に記録されたことについて、真相究明委は、戦後補償から除外された韓国人たちへの死亡確認作業がまともに行われなかったためだと分析した。
真相究明委・調査総括課のオ・イルファン遺骸チーム長は、「日本政府は日本人戦死者の遺族には補償金や靖国神社への訪問用の交通費の割引券を支給しながら、一つ一つ確認の手続きを経て、生存者を確認した」とし、「しかし、韓国人に対してはこのような検証をする意思がまったくなかった」と話した。
報告書によると、60人のうち、これまで本人や遺族の同意を踏まえて、合祀者名簿から名前の削除要求があったのは38人(生存者=9人、遺族=29人)。しかし靖国神社側は、生存者や遺族たちが「名簿削除」や「合祀取り下げ」の判定を要求しても「生存確認」の通知をするだけで名簿からの削除には応じなかったという。
とくに神社側が保有している名簿のうち、もっとも重要な名簿とされていいる「霊璽本」は神の領域なので、いかなる表記も新たにすることは出来ない、という反応を示している。