「マニラ戦とベイビューホテル事件」(林博史)
http://hayashihirofumi.g1.xrea.com/paper101.htm
一連の日本軍による残虐行為の中で、とりわけ悪名高いものが、本稿で取り上げるベイビューホテルの事件である。この事件は、マニラ戦の最中の2月9日から12日(一部は13日)にかけて、日本軍がマニラの中心にあるエルミタ地区の女性たち数百人をベイビューホテルとその近くのアパートメントに監禁し、日本兵たちが次々と強かんを繰り返した事件である。被害者には、フィリピン女性だけでなく、アメリカ、イギリス、スペイン、ロシア、イタリアなど欧米諸国の女性たちも含まれている。