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本当に悔しくて苦しくて悲しくなってしまった
小説としては皇族の人権だけでなく難民問題に言及したりもしていて、本当にしっかり誠実で、その誠実さが作中二人の関係を深めて魅力的に見せるのに一役買ってもいて、よかった よかったです それでも悔しくて泣くんだよ〜〜

なんか『風と木の詩』のジルベールとか『BANANA FISH』のアッシュが晒された暴力とそれに対する二人の「自分はただ普通に生きていきたいだけなのになんでなんだ?(意訳)」って吐露を見た時の悔しさと悲しさで涙する感覚に似ていた
この2作にある人権侵害は小説の方とは違った性質のものなんだけど、足掻いているのになおもやってくる大きな力に抑圧(蹂躙)されているキャラクター(もしくはそのキャラを思う人)が「普通に生きたいだけなのになんでこんなふうにされなきゃいけないんだよ」と世界に吐露するシーンにいつも泣く

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