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わたくしがちょろいんだと思いますが、諫山創に対するNYTのインタビューが面白かったです(クーリエジャポンによる転載)。

諫山創が米紙に語る「ハッピーエンドを諦めるしかなかった」 | 『進撃の巨人』の結末の背景とは | クーリエ・ジャポン
courrier.jp/news/archives/3449

翻訳の問題もあるかもしれないが、物語の語り手が、物語が自律的に駆動していくかのような語り方をしている。さらに、もっとメタな目線で自分自身が、自分自身の意図とは別に、いわば「他律的に」物語を描いたと。

"でも実際のところ、私は若い頃に自分が思い描いたものに縛られていたのです。漫画は私にとって、非常に縛りの強い表現媒体になりました。自分が手にした巨大な力に、エレンが縛られることになったのと同じように。"

創作というのは書き手と相互に影響し合うものなのだ、とは論文を書いていて常々思うところです。あれは科学客観的な手法を形の上で取っているけれど、突き詰めれば私という主観の延長なのだ、とも。

…それにしても「自分が手にした巨大な力に、エレンが縛られることになったのと同じように。」かっこいいなーこのフレーズ!

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