劇場版ウマ娘の話2
ウマ娘アニメ(TVシリーズ)のいちばん退屈なところって「レースシーン」で、相当がんばっていたRTTTですら観ているとだいぶバカバカしくなっちゃったわけですが、新時代の扉はその谷から脱出していたと思います。
どうやっていたかというと、画としては、いちばんダサい「縦や横に列になったキャラクターたちがバタバタ足を動かしている中で背景が横にスライドしていくシーン」を極力減らして、カットを割ったり、主観視点を入れたり、正面から顔のアップを撮ったり、中継にしたり、と、ようは「実写(映画)」の手法の援用、をおれは見て取りました。あとは音ですね。とにかく音がいい。声がいい。足音がいい。劇伴がいい。レースの劇伴はあれ、あれだけなんかカーレース映画みたいじゃなかった? マジでかっこよかった。