「オルセー美術館とクールベ」

 パリのオルセー美術館には主に印象派、後期印象派の絵画が中心に集められています。

 しかし、私が20歳の頃はじめてオルセーに行って驚いたのはクールベの絵です。

 クールベは美術史的には「写実主義」の完成者とされて、あまり「前衛」とはされていない。

 しかし、オルセーでクールベのタブローの前に立った時の圧倒的な「力」は凄かった。

 クールベの狂気のような力は他にはゴッホにしか感じたことはない。

 ですから、タブローをとってみても「デジタル」と「オリジナル」は全く違うのです。

 いわんや彫刻を置いておや。ジャコメッティの削ぎ落された「彫刻」にリアルに直面するのと、「デジタル」で眺めるのは全く違う経験です。

 このことがわからない人は都市の文化行政に携わるべきではない。

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@yoshiomiyake オイラにとってはダリだな。
映像でみる絵画も彫刻も、まるで本質に触れていない印象があります。

初めて「本物」に触れたのは横浜市美術館だったか。
絵なんて小品だったけど、圧倒的に緻密。
エスカレーター横の彫刻の存在感は、衝撃だった。

「ダリ展」は混み過ぎで消化不良だったけど。

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