物事の二面性を語るキャラクター
初期の散策で、盗賊討伐を教会から命ぜられて赴くことになるけれど、それに対して「生き別れの兄が盗賊に」とか「レア様は人の命をなんだと思ってるんですかねえ」って投げかけるのは、のちの家督争乱の布石になっていると思うのだけれど、
外伝持たざる者でも、たった数年前まで領内は戦場になっていたから、まだまだ荒れていて盗賊に身を落とさざるを得ない状況(ここで討伐したってしばらく被害は続くだろうと言う)であることにも触れる。
第二部の散策最後の方で、お互いにお互いの正義があって、どちらかが正しいわけじゃないとも言う。
紋章主義についてもそうだけど、どこか勧善懲悪では収まらない、物事における二面性を捉えてそれを伝える、その間で苦悩したりどうすべきか揺れるキャラクターに仕上がっていてそういうところも、とっても好きなポイントになってる気がする。