先月はボフミル・フラバル「厳重に監視された列車」「あまりにも騒がしい孤独」、ディーノ・ブッツァーティ「魔法にかかった男」、イタロ・カルヴィーノ「まっぷたつの子爵」を読んだ。どれも面白かったが、特に「あまりにも騒がしい孤独」と「魔法にかかった男」が素晴らしかった。
「ブッツァーティ短篇集Ⅰ 魔法にかかった男」は、どの作品も寓意と時間の不可逆性がもたらす恐怖に溢れている。特に「家の中の蛆虫」「エレブス自動車整備工場」「魔法にかかった男」は人生のベスト短編100を選ぶとしたら入れるかも。
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