あ、でも、これもこの間久しぶりでふと思い出したんだけど、私は子どもの頃、「挨拶のできない」子どもでした。馬鹿みたいな話だけど。
自分でもそんな自分が恥ずかしくて勝手にひとりで苦しんでいた。
恥ずかしくて上手くできなかったんですよ。
普通に親が躾けてくれたら良かったんだと思うけど(って親のせいにするのも何だかねぇと思うけど)、何か恥ずかしかったり、照れ臭かったりで、明らかに自意識過剰だった訳だけど、何か皆んなに混じってサラッと誤魔化せるシチュエーションだったら、言えたんだけど、そう言うタイミングを失すると、どのタイミングで言えば良いのかわからなくて、頭の中はそのことでいっぱいなんだけど、もう身動きできない感じになっちゃって。そんな自分がまた情けなくて…。
例えば、登校時に横断歩道に立ってる緑のおばさんにどのタイミングで「おはようございます」って言えば良いのか分からないんです。
ちょうど青になった瞬間に横断歩道に到着して、渡る皆んなと声を合わせて言えば言えるんだけど。
あと、やっぱり登校時に、担任の先生に会っちゃった時。前を歩いていたら、挨拶が出来ないから絶対に追い抜かないように歩く速度を落とした。逆に後ろから来ちゃったら、絶対に追い付かれないように必死で早歩きした。気づかれないように…。