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「戦争トラウマ」は間違いなくあったとは思いますよ。思いますけど、でもこの「お父さん」も外面は良くて家族に暴力を振るってた…つまり使い分けはしてるんですよね。これってDV加害者の特徴ですからねぇ。相手を選んで暴力を振るっている。要は女は許してくれると思って甘えている。

あとそれだけの被害者がいながら社会全体が沈黙していた。全国の成人男性が皆んなで権力者の意向とも結託して死ぬまで沈黙を貫いていた。

そして「女、子ども」たちも、それを薄々知りながら、暴力に耐え、暴れる彼らを死ぬまで優しく抱えてあげていた。記事に出てくる流行歌も、その皆の傷を舐めるようにして自己憐憫の涙を流させた。

これは「単純な戦争トラウマ」の話ではないと私は思うんだよな。

少なくとも沈黙を守り、そのいわば男たちの政治の不始末の尻拭いのための「癒し手として」の女子どもにすべてを押し付けた戦後の政治、文化、社会の問題なんじゃないですかねぇ。そして女たちもそれを引き受けてしまった。

その間、本当の被害者である中韓や他のアジアの国々の人ことについても、国ごと出来るだけ沈黙を貫いていた訳なんだし。

「何人殺しとんねん」 残された日記、桑原征平さんが父を許すまで:朝日新聞デジタル asahi.com/articles/ASS2M62WVS1 #

「そんなに殺して辛かったろう?」は、それはそうだよ、戦争行かされた人たちも皆んな被害者だよ。そうだけど、でも、殺された方はもっと辛かったのよ。

「何人殺してんねん」で優しく済ませて良いことじゃない訳で。

『オッペンハイマー』、まだ観てないけど、原爆の開発者は後で自分のしでかしてしまったことに気づいて、そりゃあどれだけ傷ついたか…は、そりゃそうだろうけどさ…って話で。で?原爆の被害者に何か一言ないの?ってのとおんなじで。

日本人も視線が内向きすぎませんか?と。

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