私は現在は本を読むし、映画を観るとき倍速にしてない(映画の持つ時間芸術の側面も好きなので作品の所要時間も楽しみたいから)けど、今後このまま視力がなくなったときに今と同じ楽しみ方ができないのはわかっているよ。そうなったときに本や映画を楽しもうと思うなら、私は今とは違う選択をするだろうし、もちろん倍速で聴く方法も取るだろうなと思っている。 タイムパフォーマンス/コストパフォーマンス至上主義による、芸術作品をチェリーピッキング的に消費する行為ついて「無粋」と言いたくなる気持ちはわからんでもないが、究極それだって("ファスト映画"のように著作権侵害をしていなければ)個人の自由だしね。 なんにせよ、「倍速視聴」を本や映画や音楽などの芸術の「正しい楽しみ方ではない」または「悪いことである」と断じてしまうと、それは(意図していないかもしれないが)結果的に視覚障害者を芸術や娯楽から排除する発言になっているからやめてね…という気持ち。