台湾に来てから、日本統治時代に関係する博物館の職員さんや、クィアなお店の店員さんたちに本当に親切にして頂いている。なので、必ずどこかで論文にしようという思いが強くなった。私のアイデンティティやルーツあるいは研究分野について話すと、とても積極的に色々教えてくれたり、プチツアーみたいに横で説明してくれたりするの、ありがたすぎて……。
でも、こうして私に時間を割いてくださるのは、こういう所にあまり人(特に日本人)が来ないからという理由もたぶんある。実際に「日本人ここ(植民地時代に関する博物館)にあんまり来ない」と仰ってた方もいて、なんとも言えない気持ちになるね。
日本人は台湾にたくさん観光に来てるけど、ごはん食べたり綺麗な建造物を見たりして楽しんでも、歴史は学ばないまま帰る人が多い。それって "They love our culture, but they don’t love us. (かれらは私たちの文化は好いているが、私たちのことは好いていない)" そのまんまで、今も植民地主義は観光に形を変えて存在しているんだよなと再確認した。
華語圏の権利運動についても、その運動が日本含む他国との連帯してきたことについても、もっと知りたいし関わりたいし伝えたい。今後少しずつ書いていきます。