昨日は『関心領域』と『フュリオサ』をハシゴしました。どちらも大変興味深く、楽しめました。
『関心領域』の一家は、現在の視点では連日続くパレスチナからの報道を実質無視しているに等しい私たちに重なってしまう、転倒。
音響の演出で「聴かせる」映画だった。しかし、『オッペンハイマー』でも感じたことだが、高度に技巧を凝らした作りでないと、もはやメッセージは機能しないのだろうか。
無邪気にドレスや入れ歯の金属を物色する家族、健気な家庭人かつ組織に忠実で仕事熱心な夫、平穏なグロテスク。
ネガポジ反転場面の意味や意図が掴めなかったのは何を見落として(肉体的な意味で……)いたのかな。