「オオカミは力の強い存在であるという認識から、古代ではオオカミ獣人が王位にあるものを載せた橇を引くことが多く、近代になってイヌ獣人による橇が盛んになったのは、古来の文化の影響が大いにあるとされる(なお、かつてはイヌ獣人もなるべくオオカミの血が濃いとされる犬種がよいとされた)
また、トナカイ獣人も橇を引くが、古来の慣習からオオカミに由来する名や似た特徴を持ったトナカイは橇引きとして魔除けの意味があるとされ、祝祭日の聖者であるルドルフも、その代表格と言える(一説には、ルドルフの赤い鼻も、太陽を咥えて天を走るオオカミの伝説に由来するとされる)」
ーーーオオカミはなぜ吠える 古来のオオカミ獣人神話の変遷 獣明書房 1987
あんまり血生臭くないマイルドな獣人世界だったらこうなる印象