例えば『リング』の怖さって、理不尽に殺された貞子の遺体を見つけて供養すればいいんだ!と思っていたのに、もはやその域越えて無差別怨霊になっているところと、松嶋菜々子演じる母親が、息子と実父の命を天秤にかけて、冷静に前者をとるあのラストシーンの生きた人間の怖さの二つがあると思うんだよね。ハリウッド版は見てないんだけど、あれが「貞子見つけた!成仏したよ!」とか、自分殺したやつだけ殺すだったら怖くもなんともないわけよね。
そういう「理屈のない理不尽さ/怖さ」ってなんかハリウッドないイメージ。理不尽な殺人鬼はたくさんいるけどwww