SNSと知識
Xまわりがもだもだしてるなか、どのSNSはヤバイとかまあ色々飛び交ってるし、考え方や選択は人それぞれだと思うんだよ。たださ、どのSNSを選んだところで多かれ少なかれエコーチェンバー現象って防げないと思うんだよね。だって、昨今のネット上のものって大抵パーソナライズされてるわけじゃん。それにさ、全国紙だって昔から、どこどこ新聞は右寄り/左寄りって言われてるわけ。別にSNSだけじゃなくさ。
ずっと前、ネットがやっと一般化したころだったか、新聞とネットニュースの違いってんで、やはりこの「パーソナライズ」の問題点が指摘されてた。(まだエコーチェンバーって言葉は言われてなかった)自然と他の記事も目に入る紙面と違って、ネットニュースはそもそも「自分の求めるもの」を目的にアクセスし、パーソナライズの結果、より「自分の嗜好/思考」に近いものばかり表示されるようになるって。だから、様々な形態のメディアにアクセスすることが大事だってとうの十数年前とかに指摘されてるわけよ。
SNSと知識
だから、「このSNS使ってるやつはヤバイ」って考え自体がわたしはまずいと思うし、だからこそ「知識」って大事だと思うんだよ。衆院選のとき、「白票は意味がある。なぜなら年代別に集計されてるから」ってのがあったけど、今の日本で採用されてる普通選挙において、秘密投票の原則を知っていたのなら、そんな馬鹿げた説を信じる理由はないわけで。
だからこそ、基礎教育(一般教養)って大事だと大人になった今だからこそ実感するのよね。
確かに生活の一部になりつつあるSNSだけれど、所詮は「道具」でしかない。それを自分が「どう使うか」だよね。