のマラソン。
誰も「出演者」は批判してない。あくまで「企画/テレビ業界」を批判してるんであって、彼の「努力してる人を馬鹿にしてる」は全くもって論点を理解していないよなって思うわけ。
で、出演する芸能人にそもそも拒否する選択肢はないってのは分かる。でも、それでもやっぱり、本当に出演者には全く道義的責任はないのかな？と思うわけ。なら、SNLの件が物議を醸したのはなんで？と個人的には思うのよ。その理屈なら、彼に失望する理由はないわけよね。彼も「断れない側」なんだから。ある意味被害者よね。

最近思ったのが、これって日本の「芸能人は社会的問題に口出すな」に通じてるんじゃないかなって。でもさ、これ一般企業だったら、問題隠しとか言われちゃうんだよ。リスクを承知でなぜやった！ってさ。テレビの企画だって一緒でしょ？てことは、芸能の世界はよくて、こっちはダメってのは、あくまで「芸能や芸術の世界は夢を売るべきで、社会的政治的問題からは距離をおくべきだ」と思ってるからよね。いや、おかしくない？今回は殊、人死ぬかもしれないのに？
古今東西、芸術家が政治的主張や社会問題を自分の作品で表現した例なんて枚挙に暇ないじゃない。わたしみたいなそっち系無知でも、ゲルニカとかショスタコービッチとか出てくるよ？