新人ちゃん 

わたし含め教育担当三人の共通認識が「質問がない。水を向けても『大丈夫』と言われてしまう」けど、現状進捗具合は「大丈夫」ではない。
で、昨日はわたしがオリ担当で、一件目終わって聞いてみた。「自分でやってて何がいけてないと思う?」って。そうしたら、課題点を挙げてきたので、さらに「じゃあ、それを改善するにはどうしたらいいと思う?」と追加質問。彼女なりに改善策を出してきたので、じゃあそれをまずやってみようと。そんな感じで、まず自分の課題点を認識させて、さらにそれに対する改善策はあるのかを考えさせてみた。思い付かないなら、「こんなのはどう?」と水を向けたりして。

業務後の振り返りでは、
「彼女の思う課題点と、わたしの思う課題点は同じなので、方向性は間違っていない」ことを確認。そこで、「今はうまく行った、けど次はいけてなかった」と何となくで終わらせず、うまくいったときといかなかったときの差は何かを洗い出して、改善点を「自分で」考えて見ようと提案。それでもうまく行かなかったり、思い付かないときのために我々プリセプターがいるから、まずは「自分で」考えてごらんということも伝えた。
まずは、課題(出来ることと出来ないことの自覚)を明確にすること。それから、それに対して改善策はあるのかを考えること。

新人ちゃん 

それを踏まえて、今日困ったことは何?と聞いてみた。最初はもにょってたので、「今日はどこそこで手間取っていたけど、あのときはどうしようと思ったの?」と聞くと、彼女なりに「◯◯をどうすればいいのかなって…」なるほどなるほど、それはね…と。
取り合えず何でもいいから、彼女から何か聞き出すまでひたすら待った。それこそ、ものの配置とか、とにかく何でもいいから彼女から「これってどうするの?」を捻り出させた。質問って、別に専門的なことじゃなくて、◯◯がうまく出来ないけど、みんなどうしてるの?ってそんなのでいいんだよってことを伝えた。
現状、新人ちゃんが一人立ちにはほど遠いのは分かってるよね?→はい。
で、わたしたちも君がまだ仕事が出来ていないことは分かってる。その共通認識のうえで、「何が」実際のハードル/ネックになって出来ないのかを知りたいんだって伝えた。机上の話は理解しているのに、実務に移行できないのはなぜか?それには、何かネックになることがあるんじゃないの?と話してみて。根気よく質問を考えさせてみたら、だんだんぽつりぽつりと「実は…」「これ、みんなどうしてるんですか?」って。

フォロー

新人ちゃん 

ほらぁ!それだよそれ!その「実は…」とか「みんなは?」を聞きたかったんだよ!質問ってそういうこと!それをわたしたちは聞きたかったの!分かった!?って。

本人曰く「やっと質問疑問が浮かぶ余裕が出来てきた」とのことで、まぁそれはほんとかよと思わなくもないけど、まぁ取り敢えず何かしらの質問疑問を(無理矢理とは言え)聞き出せたのは、こちらとしてもやっと収穫かな。

まぁ、ここまで消極的な子は初めてなんだよ。技術職なんで、今までの子は「みんなどうやってらんですか?」は聞いてきてたんだけど、彼女はまじでそれすらなくて、本当に困ってたんだよ…

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