新人ちゃん
それを踏まえて、今日困ったことは何?と聞いてみた。最初はもにょってたので、「今日はどこそこで手間取っていたけど、あのときはどうしようと思ったの?」と聞くと、彼女なりに「◯◯をどうすればいいのかなって…」なるほどなるほど、それはね…と。
取り合えず何でもいいから、彼女から何か聞き出すまでひたすら待った。それこそ、ものの配置とか、とにかく何でもいいから彼女から「これってどうするの?」を捻り出させた。質問って、別に専門的なことじゃなくて、◯◯がうまく出来ないけど、みんなどうしてるの?ってそんなのでいいんだよってことを伝えた。
現状、新人ちゃんが一人立ちにはほど遠いのは分かってるよね?→はい。
で、わたしたちも君がまだ仕事が出来ていないことは分かってる。その共通認識のうえで、「何が」実際のハードル/ネックになって出来ないのかを知りたいんだって伝えた。机上の話は理解しているのに、実務に移行できないのはなぜか?それには、何かネックになることがあるんじゃないの?と話してみて。根気よく質問を考えさせてみたら、だんだんぽつりぽつりと「実は…」「これ、みんなどうしてるんですか?」って。
新人ちゃん
ほらぁ!それだよそれ!その「実は…」とか「みんなは?」を聞きたかったんだよ!質問ってそういうこと!それをわたしたちは聞きたかったの!分かった!?って。
本人曰く「やっと質問疑問が浮かぶ余裕が出来てきた」とのことで、まぁそれはほんとかよと思わなくもないけど、まぁ取り敢えず何かしらの質問疑問を(無理矢理とは言え)聞き出せたのは、こちらとしてもやっと収穫かな。
まぁ、ここまで消極的な子は初めてなんだよ。技術職なんで、今までの子は「みんなどうやってらんですか?」は聞いてきてたんだけど、彼女はまじでそれすらなくて、本当に困ってたんだよ…