いおん
映画は前方で見ない派なので、いつも車イスの人は問答無用で前しか選べなくて大変だよなぁとは思ってたけど、実際問題として車イスって「持ち上げる前提」な構造はしていないのも確か。
医療や介護の場でも、人を乗せたまま持ち上げるってないので(まぁエレベーターがあるのが絶対と言うのもあるが)、それを持ち上げろってのは無理ゲーだよなとも思う。
東急が去年「介助の事前予約受付」をスタートさせた。その概要は「待たせないため」とのことで、駅でポスター見たときはいいことだと思ったけど、考えてみれば、要介助の人は行動がやっぱり制限されるってことだよなとも思った。
例えば、このサービス予約して寝坊してしまったら?わたし含め健常者は、自分の予定が変更になるだけだけれど、要介助の人はそれ下手したらドタキャンになったり、次の利用お断りになってしまう恐れもあるわけよね。
じゃあ、要介助の人がそういうことに気兼ねしないで利用ってなると、やっぱり構造的な変更が必要になるわけで。電車で言うなら、乗降に余裕を持たせるために、列車の本数を減らすとか、エレベーターの増設や、それに伴いホームが狭くなること、各車両で絶対確保しておく(朝夕のラッシュでも)スペースとかね。
それは、わたしたち「健常者」からすれば、不自由不便である。